-
●2016.02.23
題名:「そわか」
良い本に出会いました。2011年10月に逝去された小林正観氏著「ありがとうの神様」という本です。冒頭に書かれていることに感動して即購入したのです。それは、般若心経の最後の部分に「菩提娑婆訶」(ぼーじそわか)という部分があり、この「そわか」というのは、「事が成就する」という意味なのだそうです。神様が人間の成す行為の中で、好きなものは、「そ」=掃除、「わ」=笑い、「か」=感謝であると書かれていました。この3つの行為を続けている人間を、神様が応援してくれて、人生は成就するというのです。そして、『「運」は動より生ず。』これを運動と言います。つまり、「そわか」を実践し続けることによって、結果が生じるということです。実践すれば、必ず「運がやってきて、楽しくおもしろい現象が生まれるというのです。
自分の体を使って掃除の実践、心の中で思うだけでなく顔に出して笑う実践、ありがとうと声に出して言うことを実践することで、人生が好転していくというのです。随分簡単なことではありませんか。即実行できるものです。うれしい言葉に出会いました。「そわか」大切にしていきたい言葉です。
実は、私は、トイレの掃除にうるさいのです。会社のトイレにはペーパータオルを供えております。これは、手を拭くために置いてある訳ではないのです。もちろん手を拭いて頂いて構わないのですが、一番の目的は、次にトイレを利用する人のために、洗面台の周りや、床、当然便器をキレイにして欲しいのです。キレイなトイレって気持ちいいですよね。
購入した「ありがとうの神様」の中にも、トイレ掃除のことが書かれていました。紹介します。
それぞれの家には、「7人の神様」が着くのだそうです。家が新築されると、7人の神様が走って来て、自分の担当する部屋を決めるらしいのです。
一番早く着く神様は、家の中で一番見栄えが良く、お金のかかった「応接間」を選びます。
2番目に着いた神様は、次にお金のかかっていて見栄えの良い「玄関」を担当します。
3番目に着いた神様は、「居間」、
4番目に着いた神様は、「寝室」、残りは水周りしかありません。
5番目に着いた神様は、水周りの中でも格の高い「台所」の担当になります。
6番目に着いた神様は、「洗面所とお風呂」をひとりで担当します。
最期の7番目に到着した神様は、トイレしか残っていませんので「トイレ」を担当します。
どうして、神様の到着時間がバラバラなのかというと、「持ってくるもの」が違うからなのです。
1番目の神様は、何も持たず、手ぶらで脱兎のごとく走ってくる。
2番目の神様は、小さな紙袋くらいのお土産を持ってくる。
3番目の神様は、セカンドバッグのようなものに、お土産を詰めてくる。
4番目の神様は、小さなナップザックを背負って走ってくる。
5番目の神様は、ちょっとしたリュックサックにお土産を入れてくる。
6番目の神様は、リュックサックの中に、大きくて、ものすごい塊を入れてくる。
7番目の神様は、山男が背負うような、後ろ姿が全部見えなくなるほどの大きな荷物を背負ってくる。
7番目の神様も一生懸命走ろうとしますが、大きくて、重いリュックを背負っているので、ゆっくり一歩ずつしか進めないのです。だから最後になってしまったのです。7番目の神様のリュックの中には、金銀財宝が入っているのです。その家に行って、みんなを裕福にしてあげようと思うのだそうです。
いかがでしょうか。
トイレを掃除すると7番目の神様は喜んでくれると思いませんか?そういえば、植村花菜さんの「トイレの神様」という歌が流行りましたよね。たしか、その歌では、べっぴんさんになれるって歌っていたと記憶しています。私は、トイレの掃除をすると「運」が良くなると小さいころから教えられました。いずれにしても、トイレはキレイに保ちたいですよね。これからもトイレの掃除に勤しもうと誓いました。
カテゴリー:日々雑感
-
●2016.02.16
題名:桜満開予想
弊社は、毎年花見を屋形船で行なっています。そこで毎年桜の満開を独自で予想し、屋形船の予約をしています。昨年は、3月30日と予想し、満開日は前日の29日でした。満開日の翌日の桜は本当に見事でした。そこでインターネットで検索をして見ますと、すご~く悩むこととなりました。
ウェザーマップでは開花は3月27日、満開は4月2日
日本気象協会は、3月26日、満開日の予想はありませんが、おそらく4月1日か2日でしょう。
日本気象株式会社は、3月22日、満開は3月29日
ウェザーマップと気象協会の予想に頼ると、屋形船の予約日は、会社の休日のこともあり、4月4日となってしまいます。また、日本気象株式会社の予想に頼ると、3月28日(29日は先約があるため28日にせざるを得ないのです)となります。
これは、大変です。屋形船の予約を3月28日にすると、もしかしたら開花したばかりのまだ寂しい桜の花見となってしまいます。また4月4日にすると、もしかしたら葉桜の花見になってしまうかもしれません。もう、どちらかに賭けるしかないのでしょうか。
しかし、大発見!600℃の法則というものがあるのです。この法則は、2月1日から最高気温を累積していき、600℃を超えた日が桜の満開になるという法則です。
早速計算を始めました。今日は、2月16日、昨日までの計算をすると、187.2℃。昨年は、143.1℃でした。なんと44.1℃も今年のほうが高いのです。また、今年はうるう年で、昨年より1日分多いのです。それに、3月は暖かくなるとの情報もあります。
以上のことから、私は決断いたしました。3月28日が満開日であると予想いたします。
本日、3月28日に屋形船の予約を致します。
どのような花見になるのか今からドキドキわくわくです。結果は後日お知らせいたしますのでお楽しみにお待ちくださいませ。よろしくお願いいたします。
カテゴリー:日々雑感
-
●2016.02.15
題名:コンサルタントとして大切なこと~その1
今回は、仕事を共にする仲間へのコメントです。
常日頃、私は社内の会議で言い続けていることがいくつかあります。
しつこいと言われる程繰り返し説いています。
その一つが、
サービスの根源は、『相手の立場に立って考えること』です。『相手の立場に立って考える』
とても難しいことです。何故なら、相手と自分の利害が一致することはそうそう無いからです。自分の主張を押し付けるようなことは、良くないことは誰でも理解していることです。かといって、相手に全て合わせることが良いのか?それも違うと思うのです。では、どれくらいのバランスが良いのだろうか?本当に難しい問題です。商売ということにポイントを絞れば、
どうすれば喜んでもらえるのか?どうすれば満足してもらえるのか?どうすれば買ってもらえるのか?どうすればより高いお金を払ってもらえるのか?を考慮しなければ売上は上がりません。特にコンサルタントの報酬は、「Thank you Fee」です。「ありがとう」と言って貰えなければ報酬は発生しないのです。お客様への提案について、具体的なスキームはもちろん、確たる信憑性とエビデンス(evidence)に基づいた自信がなくてはなりません。現状を説き、将来展望の夢を共有しなければなりません。つくづく大変難しい職業を選んだものだと思います。だからこそ、やりがいも、生きがいもあるのですが。。。期待を超えるサービスの提供は、相手の立場に立って考えることで始まります。お客様が幸せ感を持ってもらえる努力を追求し、追究していかなければならないのです。それ故、利益は二の次にしています。利益は大切ですが、一番にしていません。永いお付き合いが一番の利益と考えているからです。これが私が口うるさく言い続けている理由なのです。
特に最近の問題では、偽装問題やバス事故などは、顧客をないがしろにした極めて不愉快な事件です。また、従業員(自社)の気持ちを考えず(ブラック企業)、経営がうまく行っていない会社の報道も多く取り上げられています。考え方、優先順位を変えれば起こり得ない事件だと私は考えています。
しかし、相手の気持ちを考えるということは、言うことは簡単ですが、実は実践するのはとても難しいことなのです。 従って、日常生活において、相手の気持ちに立てて考えていない人が、仕事で相手の気持ちに立つことなどできるはずがありません。 恋人や家族、社内の同僚の気持ちが考えられずに、仕事の業務だけ相手の立場に立つことができることなどできないと私は思うのです。 生きるということは、相手の立場を考え続けること、などと大げさに聞こえるかもしれませんが、私の現在の実感です。
将棋のプロは、3手先の手をたくさん考えて、その中の一つを選択して指すという話を聞いたことがあります。相手が何を求めて、何を欲しているのかを、あと3手先まで考える習性をつけたいものです。
敢えて難しいことに挑戦する喜びも、そこには有るはずです。きっと周りが幸せになっていく、と信じてチャレンジし続けることが大切なんだと思います。まだまだ、しつこく言い続けて参ります。どうぞ宜しくお願い致します。
カテゴリー:日々雑感
-
●2016.02.04
題名:2016年国家予算についての私考
昨年末、12月24日に財務省は2016年度の税収を57兆6040億円と公表しました。この中で、相続税収は約2兆円(1兆9210億円)と前年対比1600億円の増収を見込んでいます。この増収は、平成27年1月1日以降の相続発生からの税制改正は、富裕層への締め付けが強化されていることは明白です。また、幅広く税収を確保する今回の改正は、次に本格的に富裕層への締め付けを強化する序章にみえてならないのです。
最高税率も55%となりました。私は、まだまだ税率は上がると予想しています。というのも、過去においては、相続税の最高税率が90%の時代があったのです。それは、1949年(昭和24年)マッカーサを代表とするGHQの要請により、コロンビア大学のカール・シャウプ教授によって作成された報告書に基づき、相続税は、5000万超の富裕層に対し90%の税率を課したのです。そして、財閥は解体され、士族は解消されたといわれています。ところがそれでも、未だ財閥や士族は現存している事実はあります。対策を行なえた人と、できなかった人の違いが大きな差がつけたことを物語っていると私は確信しています。
つまり、いつの時代もそうなのでしょうが、『自分のことは自分自身で守らなければならない』ものなのでしょう。 相続対策は、しっかりと状況を把握し、市況・潮流を読んで、丁寧に、安全性を考え、且つ確実に行なっていかねばならないのです。大変難しい時代に突入しています。一人で考えて実行する前に、専門家にご相談して欲しいと願います。でき得るならば、その相談相手が㈱財産ブレーントラストであれば、と願っております。宜しくお願いいたします。
カテゴリー:日々雑感