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●2016.06.10
題名:ブラック相続対策
弊社は、相続対策専門会社です。このように言いますと、節税専門会社と思われることが非常に多いのです。確かに節税のご提案の業務が大半を占めていますが、私たちは、節税の前にしかるべきことを行なってからでないと、節税の業務は行ないません。それは、争いにならない対策と、相続税の納付の見込みをきちんと立ててからでないと、節税の業務に入らないという鉄則を設けているからです。納税対策も、納税後の生活の収支を考慮することは当然のことです。
しかし世間では、節税ばかりに気を回し、争い防止や納税のことを後回しにしているケースに多く出会います。世の中には、節税対策商品がたくさん出回っています。争い防止や納税のことを考慮せずに、節税対策商品を販売している事例を多く目にします。私たちはこれを『ブラック相続対策』と称しています。あまりにも『ブラック相続対策』が目につくので、本を出版して、注意を促そうと計画しています。11月に発刊予定です。興味のある方は是非一読下さいませ。
相続という字は、あい(相)つづける(続)と書きます。私はここから相続は『アイ(愛)ゾク(族)』~愛し続ける家族~と思い、この仕事を天職だと思っています。
相続という字は、争族・爽続・想族など多くの方が表現しております。やはり、相続に争いがまだまだ多く発生しているという証なのでしょう。争いの渦中にある方々は、さぞや心労のことと思います。何とか早期の解決をお祈りいたします。
私たちZBTが、尊敬してやまない故船井幸雄翁は、「原理原則を守り、包み込みの発想ができないと全て上手くいかない」と言われていました。そうなのです、相続対策には、進めるべき順番があるのです。それも例外のない原理原則の順番があるのです。是非とも相続対策を行なう際には、順番を厳守して進めることを忘れないで頂きたいと切に願って止みません。
一人でも多くの方が、『ブラック相続対策』に陥らないことをお祈りいたします。
カテゴリー:相続編