井村雅代アーティスティックスイミング日本代表ヘッドコーチ
2022.05.30
井村監督が教える「人を叱る3つのコツ」を紹介します。
1現行犯で叱ること
2古いことは持ち出さない
3しつこく叱らない
そして叱る時は本気でかかること。
現行犯で叱られたら、人は反省します。「この前も同じことを言ったよ」と古いことを持ち出してはいけない、と。何故なら、これをやられると、いまやったことへの反省が薄れてしまうものなのだそうです。ついつい、「何度言ったらわかるんだ」という言葉を出してしまう自分を思い出した。反省しきりです。
それと、しつこく叱らないこと。これも自分にはできていない。しつこく叱ることは、自分の自己満足で、聞いている人が「もうわかったよ」って嫌気が差してきているのに気が付いていなかったのだと更なる反省をさせられました。
叱るとは、いま自分の目の前にいる人が、今の状態よりも必ず善くなるんだと、その人の可能性を信じることなんだ。だから本気でぶつかり、よくなるまで、あの手この手で引き上げようとする。叱るとは、その人の可能性を信じるということなんだ、と。
井村監督の選手たちへの深い愛情の現れであると思いました。自分自身の反省として、愛情不足であったな、との猛反省をした次第です。
以後身を引き締めて改めます。