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フィードフォワードで仕事を進めよう!
2024.02.18

今年の箱根駅伝を制した青山学院の原晋監督が、選手の指導法について話していました。
特に今の若者に指導する時に重要なのは「フィードバック」ではなく「フィードフォワード」であると…。

 

フィードフォワード意欲を高めるのに有効だと言います。

 

フィードフォワードとは、先を見据えて「これからどうすべきか」を追求していく考え方を指します。

 

ちなみに対となるのが、過去の行動にもとづき、今後に活かすべき点を見出す「フィードバック」という思考方法です。
対してフィードフォワードは、今後どうなりたいかというような目標や将来像に向けて、具体的な策を考えていきます。

大まかに言えば、フィードバックは改善、フィードフォワードは向上といったイメージです

 

ビジネスシーンでは、フィードフォワードもフィードバックも双方ともに必要ですが、場面に応じた使い分けが欠かせません。
例えばPDCAサイクルに沿った業務改善では、効果測定と修正の段階を踏むため、フィードバックが必要です。
しかし一方で上司から部下への指導などにおいては、フィードバックによって「否定された」と感じさせてしまい、
結果相手が委縮して上手く次に活かせないケースも考えられます。

より前向きな考え方であるからこそ、特にフィードフォワードはコミュニケーションに取り入れると有効的です。

 

未来の話ができるため、自然と互いのモチベーションも上がっていきます。フィードフォワードによって、
相手の意欲を高める言葉が掛けられるのです。

 

【フィードフォワードの効果】
・チームの結束力を強化する
社員同士が前向きに意見を出し合ううちに、チーム全体の雰囲気も良くなります。
「お互いの課題を解決していこう」という意識が芽生え、チーム全体の結束力が強まります。
ほかの社員が抱える問題を当事者として取り組み、困ったときにはお互いに支え合いながら成長する環境も
構築していきます。

・具体的な行動を促す
フィードバックではどうしても反省の要素が強くなってしまいますが、フィードフォワードで先を見据えた思考回路が
できれば、「これから何をすべきか」が明確に見えてくるでしょう。
フィードフォワードを通じて、改善点の洗い出しではなく、目標に向けた計画が推進できます。

 

「どうすればできるのか?」を考えて、チーム全体で共有し、行動する事が重要なのです。