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●2020.03.28
題名:スルガ銀行、不正融資のシェアハウスを手放せば借金返済を免除
スルガ銀行が、不正な融資で過大な借り入れをしたシェアハウスのオーナーが、物件を手放せば借金の返済を免除することを決定したというニュースが聞こえてきました。
まずは、東京地裁に民事調停を申し立てていた257人(343棟)が対象。そのスキームは、スルガ銀行がシェアハウス向けの貸付債権を投資ファンドとみられる第三者に売却。この第三者にシェアハウスの土地・建物を物納すれば、借金を帳消しにするというもの。所有者には債務免除益が発生しますが、非課税扱いになる見通しの様です。
土地・建物をセットで購入したオーナーであれば、物件を差し出して借金が無くなるのは良いかなと思いますが、先祖から引き継いだ土地に建築した人は、土地まで取られてしまうのには納得できないのではないかと思いますが如何でしょうか?
シェアハウスの所有者は全体で1258人いるので、8割のオーナーがまだ解決していないという事になります。
すべてのオーナーが解決するには、今後相当な時間がかかるものと思われます。この事件以降、融資の審査や書類が厳しくなり、融資の承認まで時間が大幅にかかっている現状には閉口しています。
カテゴリー:耳よりな話(情報提供)
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●2020.03.20
題名:2020年公示地価発表
3/18に2020年の公示地価が発表になりました。
新聞の見出しを見ると「全国全用途平均で5年連続の上昇」「地方圏も4割で上昇」
不動産市況が好調のように見えます・・・。
公示地価とは1月1日現在の時価に近い数字を示していると言われています。
そして、その他の公的な評価額の指標となり、例えば7月に発表になる「路線価」は、公示地価の8割程度。
5~6月に通知が来る「固定資産税評価額」は、公示地価の7割程度と言われています。
従ってこのままいけば、固定資産税評価額も路線価も上昇するだろうという事が予想されます。
しかしながら、かなり前に評価をし、1月1日での時点修正を予測して価格が決められる為、突発的な事情があると、反映できないといったデメリットもあります。
今、新型コロナウィルス騒ぎで足元の経済はガタガタになってきています。
今後不動産市況にも影響が出ると思われますが、これらの公的評価額に反映されるのは、少し時間がかかるのが常です。
バブル崩壊直後の様に、時価(取引価格)は下がっているものの、公的指標(路線価等)は上昇しているといったミスマッチが起こる可能性が出てくるかもしれません。
今こそ冷静にご自分が保有している不動産の棚卸(=再評価)を行い、有事に備えることが重要かもしれません。
カテゴリー:コンサルティングの現場から
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●2020.03.07
題名:白内障手術と医療保険の先進医療特約
前回のブログで、私の母の去年の医療費が¥6,600-という話を書きました。
その病気をしない私の母が、来週に入院して手術することになりました。
2月末、「朝起きたら右目が見えない!」 という事で眼科を受診しましたら『白内障』の診断。
手術すれば見えるようになるという事で、手術する事にしました。
日帰りでできる手術ですが、手術後4日間、毎日通院しなくてはいけないという事で
入院させてもらう事にしました。その白内障手術の中で、『多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術』という、先進医療に認定されている手術があります。
私の母はその術式ではないので関係ありませんが、実はその術式に先進医療特約が使えるのは、
2020年3月末までという事が先日決定されました。あまりに使われすぎたのか、先進医療から選定医療に変更されるそうです。
この術式を検討していて、医療保険の先進医療特約に入っている方は、
駆け込み手術をする必要があるかもしれません・・・。カテゴリー:ちょっとした気付き