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5月 2024
  • ●2024.05.19
    題名:モーター付きの歯車で行こう

    志を高く持ち、情熱をエネルギーにモーター付きの歯車でいこう!

    日経新聞【明日への話題】ミネベアミツミ会長:貝沼由久氏の言葉から・・・

    新入社員に話を聞くと、『会社や組織の歯車にはなりたくない』という話を聞くことがあります。

    そんな時は「歯車でよいではないか、ただし、モーター付きの歯車になりなさい」と言ってきたそうです。

    モーターだって、電動歯ブラシを動かす小さいものから、クレーンを動かす大きなものまでいろいろな種類がある。
    自分に合った動力を備えればよいということです。
    そして環境に応じてモーターの種類や大きさを変えればよい。

    大事なことは、自分が動く力を持ち、周囲にその動力を伝えていく、流行(はや)りの言葉を使えば「エンゲージメント」とでも言うのだろうか…。

    ただ、モーターには動かすエネルギーが必要です。
    モーター付き歯車を動かす為のエネルギーは情熱だと思っている。

    「どうしたら情熱を持てるのか?」と、よく社員から聞かれるが、私は「高い目標を持つこと、つまり志を高く持つこと」がエネルギーになるのだと伝えている。
    社会に貢献したいという情熱。理想に向かっていく情熱。
    高い目標はできるだけ具体化すると良い。
    そのような情熱がモーター付き歯車を動かし、そして会社や組織を動かす。

    『志を高く持ち、情熱をエネルギーにモーター付きの歯車でいこう!』









    新しい年度になった。フレッシュな新入社員が街にあふれる季節だ。まずは、ご就職おめでとう。いま未来に向かって輝いているその目を、いつまでもなくさないでいてほしい。

    長く会社の経営に携わってきたこともあり、毎年多くの新入社員を迎えてきた。彼らからは将来に向けての期待の声と同時に、不安の声も聞こえてくる。特に「会社や組織の歯車にはなりたくない」という話を聞くことがある。そんな時は「歯車でよいではないか、ただし、モーター付きの歯車になりなさい」と言ってきた。

    モーターだって、電動歯ブラシを動かす小さいものから、クレーンを動かす大きなものまでいろいろな種類がある。自分に合った動力を備えればよいのだ。そして環境に応じてモーターの種類や大きさを変えればよい。大事なことは、自分が動く力を持ち、周囲にその動力を伝えていく、流行(はや)りの言葉を使えば「エンゲージメント」だ。

    ただ、モーターには動かすエネルギーが必要だ。実際の多くのモーターは電気で動く。私は、モーター付き歯車を動かすエネルギーは情熱だと思っている。「どうしたら情熱を持てるのか?」。よく社員から聞かれるが、私は「高い目標を持つこと、つまり志を高く持つこと」がエネルギーになるのだと伝えている。社会に貢献したいという情熱。理想に向かっていく情熱。高い目標はできるだけ具体化すると良い。そのような情熱がモーター付き歯車を動かし、そして会社や組織を動かす。

    いま一度、新入社員に言おう。情熱をエネルギーにモーター付きの歯車でいこう。

    カテゴリー:ちょっとした気付き

  • ●2024.05.06
    題名:少数精鋭

    少数精鋭

    先日、ハリウッド最高峰の映画賞「第96回アカデミー賞」において、日本映画で初めて視覚効果(VFX)賞を受賞した「ゴジラ-1.0」のVFXは、なんと35人という少人数のスタッフで作り上げた職人集団でした。

    ハリウッドでは、製作費1億~2億ドルの大作であれば、VFXに携わるスタッフは数百人から千人にのぼるといわれています。
    製作費もハリウッド作品の金利程度の約20億円で、アメリカ映画の大作に比べると1/10~1/15でしかないようです。

    なぜ、少人数・低予算で受賞作が出来たのか?
    その理由の一つとして日本型組織の取り組み方にあるのではないかと山崎監督は語っていました。

    ハリウッドでは、千人近いスタッフが分業体制を組んで製作しているのに対して、「ゴジラ-1.0」のスタッフ35人は、調布市のスタジオの同じフロアに常駐し、常にコミュニケーションを取りながら仕事をチェックし合い、トライ・アンド・エラーの頻度が格段に高かった事が大きく影響しているのではないかと分析しています。

    また、エフェクトや合成など、工程ごとに分業するアメリカに対して、日本では全員がゼネラリストで、スタッフ一人一人が意見を言いやすい環境も良かったのではないかとも語っています。

    大きければ、お金を掛ければ、良いものができるというのではなく、少人数でも精鋭(プロ)が集まれば、大きい組織をも凌駕できる事を証明してくれた形となり、個人的には大変勇気をもらいました。

    「少数精鋭のプロ集団」・・・ZBTもこう呼ばれる強い集団を目指していきたいと考えています。

    カテゴリー:ちょっとした気付き