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コネクティング・ザ・ドッツ
2024.08.04

「コネクティング ・ザ ・ドッツ」(Connecting the dots)という言葉をご存じでしょうか?

直訳すると「点をつなぐ」という意味ですが、「コネクティング・ ザ ・ドッツ」は米アップルの創始者スティーブ・ジョブズが、2005年スタンフォード大学のスピーチで語った言葉です。

以下、その抜粋です。

You can’t connect the dots looking forward;you can only connect them looking backwards.
(前を向いて点を繋ぐことはできず、後ろを向いてしか点を繋ぐことはできません。)

So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
(だから、あなたは点と点がなんらかの形で未来に繋がると信じなければなりません。)

You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever.
(あなたは何かを信じなければなりません、直感・運命・人生・業・なんでもいい。)

Because believing that the dots will connect down the road will give you the confidence to follow your heart.
(点と点が繋がることを信じることは自分の心に従う信頼がつくからです。)

Even when it leads you off the well-worn path, and that will make all the difference.
(例えそれがあなたを道から外してしまっても、それがすべての違いをつくることになるでしょう。)


過去スティーブ・ジョブズが「字を美しく書く」授業を魅力的に感じていたのですが、実生活の中で活かされることはありませんでした。
しかし、その10年後マッキントッシュの設計をしていたときに、「字を美しく書く」ことと繋がり、パソコンの「フォント」が生まれた話からきています。

「コネクティング・ ザ・ ドッツ」(Connecting the dots)は直訳すると「点をつなぐ」という意味ですが、ジョブズが伝えたかったことは「過去何かに没頭したことはいつか何かにつながる」ということでしょう。
そのときは何につながるかわからなくても、何かに打ち込むことの大切さを説いています。
直感やそのときの好奇心を信じて突き進むことが、後になって何かに役立つことがあるという事です。

しかし、一生懸命に何かに打ち込んだ先にしか点は生まれません。
「コネクティング ・ザ ・ドッツ」は「直感を信じてやれ!今それが何につながるかわからなくても、それはいつか何かにつながるんだ!」というメッセージが込められていると感じます。

コネクティング ザ ドッツ」の考えを持てていると、今頑張っていることがムダにはならないことを信じることができます。

その点はきっと何かの点につながります。

自分の興味や直感を信じればいいんです。
後でふとしたときに、「ああ、あの時の経験が今に活きているな」と感じる瞬間が来るはずです。
いつか、頑張った点と点はつながります。