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20 3月 2020
  • ●2020.03.20
    題名:2020年公示地価発表

    3/18に2020年の公示地価が発表になりました。

    新聞の見出しを見ると「全国全用途平均で5年連続の上昇」「地方圏も4割で上昇

    不動産市況が好調のように見えます・・・。

     

    公示地価とは1月1日現在の時価に近い数字を示していると言われています。

    そして、その他の公的な評価額の指標となり、例えば7月に発表になる「路線価」は、公示地価の8割程度。

    5~6月に通知が来る「固定資産税評価額」は、公示地価の7割程度と言われています。

     

    従ってこのままいけば、固定資産税評価額も路線価も上昇するだろうという事が予想されます。

     

    しかしながら、かなり前に評価をし、1月1日での時点修正を予測して価格が決められる為、突発的な事情があると、反映できないといったデメリットもあります。

    今、新型コロナウィルス騒ぎで足元の経済はガタガタになってきています。

    今後不動産市況にも影響が出ると思われますが、これらの公的評価額に反映されるのは、少し時間がかかるのが常です。

    バブル崩壊直後の様に、時価(取引価格)は下がっているものの、公的指標(路線価等)は上昇しているといったミスマッチが起こる可能性が出てくるかもしれません。

     

    今こそ冷静にご自分が保有している不動産の棚卸(=再評価)を行い、有事に備えることが重要かもしれません。

     

    カテゴリー:コンサルティングの現場から