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『信用』と『信頼』
2025.04.06

『信用』と『信頼』

『嫌われる勇気』(アドラー心理学の教え)の中で、『信用』と『信頼』の違いについて、
こう書いてあります。

『信用』とは、クレジットです。
何かを担保にして信じる、つまり条件付きで信じるということです。
つまり金融機関がお金を貸すのは、収入や担保があり、万が一返済が滞っても
必ず元金が戻ってくる見込みがあるからお金を貸す。
当たり前の事だと思います。

しかし、『信頼』とは、他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけないことです。
たとえ信用に足るだけの客観的根拠(収入や担保)がなかろうと、信じる。
担保のことなど考えずに、無条件に信じるそれが信頼です。
今、収入や担保がなくても、あの人は絶対に裏切らない。
必ず返してくれる人だと信じてお金を貸すという事。

人間関係において重要なのは信頼、つまり無条件に信じるということです。

ましてや、今までのお付き合いで、一度も裏切ることなく対応し、
それなりのクレジット(収入および担保)があるのであれば、
『信頼』しても良いのではないかと私は思うのです・・・。

しかし今回、あるお客様のところで、〇〇銀行は『お客様の事を信頼しています。』と
口では言いながら、『信用(担保)』を必要以上に求めてきましたし、
一見さんにするような初歩的な質問を投げかけてきました。

もちろんお客様は、今まで一度も延滞などありませんし、
お付き合いで数億円単位の投資商品を購入しているお客様であるにも関わらず、
自分たちの保身の為だけと思われる条件を出してくる姿に頭が来て、
私は、つい声を荒げてしまいました。

私は、このお客様とは20年以上のお付き合いの中で『信頼』していましたので…。

お客様も『〇〇銀行よりZBTを信頼していますので…。』とも言って頂きました。

当社を信用して、相談してきてくれる方々に対し、弊社はそのお客様を『信頼』し、
対応していかなくてはいけないと感じた出来事でした。